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食べてもすぐにおなかが空くのは病気?!空腹が我慢できない3つの原因


ご訪問いただき、誠にありがとうございます。元介護福祉士で栄養カウンセラー(認定ONP)のあんどうちえです。

  • 成長期の子ども
  • 妊婦
  • 定期的に激しい運動をする方
  • 偏食気味の方
  • 胃腸に問題がある方
  • 大きなストレスを抱えている方

上記のような方は、食べても食べてもすぐにおなかが空くことがあります。

成長期の子どもは頭の先から爪先まで栄養を必要としており、妊婦も胎児に栄養を与えなくてはならないため、食事量が増えるのは自然なことです。しかし、食後1〜2時間でおなかが空くようでは問題があると考えましょう。たくさんの量を食べても解決しないのは、食事の質に問題があるからです。

放っておくと病気になる可能性もあるので、空腹が我慢できな原因を見直し、すぐに病院に行くか、食生活を改善するかのどちらかを選択してみてください。

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空腹が我慢できない3つの原因

食べれば食べるほど太る方はまだしも、食べても食べても太らない方ほど問題が大きいです。見た目の変化が乏しいので、一見すると健康であるように見えるのですが、脂肪肝や動脈硬化があって突然死する方が増えています。

糖質過剰の食事

糖質は有効なエネルギー源です。しかし、摂取量が増えれば増えるほど空腹感を感じやすくなります。

  • ご飯のおかわり
  • 大盛りラーメン
  • ファストフード
  • パン(菓子パンは特にNG)
  • お菓子(味は関係なし)

など

空腹を満たすために、このような食べ物を食べてはいないでしょうか?思春期の男子なら、いくらでも入ると思います。

しかし、糖質は三大栄養素のなかで最も燃えやすいです。1gあたりのカロリーはたんぱく質と同等の4kcalですが、体内で吸収される速度が速いため、糖質に偏った食事をしていると1〜2時間でおなかが空いてしまいます。

特に、成長期のお子様や激しい運動をする方は、脳と体が常に栄養を求めています。マッチのようにすぐに燃えて消えてしまう糖質を補給しても、実際は大した栄養にはなっておらず、体が食べ物を欲しがってしまうのです。

おなかが空くとイライラしませんか?食べた後に眠くなることはありませんか?これは、糖質過剰の食事である証拠です。

私も糖質過剰の生活だった頃があり、どんなにご飯を食べてもおなかが空くという経験をしております。空腹時は常にイライラしていて、かみつかれそうだと言われたこともありました(笑)。昼食後から1〜2時間がたつと、いつも眠くてたまりませんでした。今はなくなりましたが……。

菌の可能性

菌にはいろいろな種類がありますが、なかでも胃腸の不調に関わってくるのがピロリ菌とカンジダ菌です。

胃腸の不調があるにもかかわらず、鈍感で全く気付かない方がいます。

フードファイターのように、食後の数時間後には便が出て、間食というレベルを超えた量の食事を摂取していないでしょうか?あるいは、甘い食べ物や糖質を多く含む食べ物(ご飯、麺、パンなど)を常に口にしていないと、精神が安定しないということはありませんか?

「食べると気持ちが悪くなる」「胃もたれがする」「便秘や下痢になる」といった症状が出にくいので、胃腸が強いと思い込んでいるのですが、実はそうではありません。

健康状態が良い方は、栄養を吸収するまでに時間がかかるので、すぐに便が排出されることはありません。甘い食べ物や糖質を多く含む食べ物も、食事の時間にかかわらず欲するようなこともありません。

食べても食べてもおなかが空くということは、自分の身になっていないと考えてください。ピロリ菌やカンジダ菌に栄養を奪われているので、いくらでも入ってしまうのです。たくさん食べられる=健康ではありません。

過度なストレス

人が生きていく以上、ストレスは避けられません。健康な状態ではストレスを排除できる力があるため、ストレスによる過食や拒食は起こりませんが、体内の栄養バランスが崩れることで食欲に影響が起こります。

ストレスには、大きく分けて2種類あります。

  1. 良いストレス:運動や趣味など、自分にとって楽しいと感じられる状態。
  2. 悪いストレス:人間関係、仕事の忙しさ、大切な人の死などによってつらいと感じる状態。

良いストレスなら問題ないと思われるかもしれませんが、体は良いストレスも悪いストレスも一つのストレスとして受け止めます。良いストレスであっても、疲労感を感じるほど運動や脳を使ってしまうと、体には悪影響なのです。

悪いストレスの場合は、大抵の方が食欲を失います。ところが、良いストレスの場合は、脳が快楽を感じていても体は疲れを感じているので、栄養を補おうとして食欲が増し、食べても食べても空腹を我慢できない状態が続いてしまいます。

過度なストレスがある時には、動物性たんぱく質と一緒に含まれているビタミンB群やミネラル類をたっぷりと摂取し、脂質でカロリーを補えればいいのですが、糖質に偏ると空腹が我慢できない状態に陥ります。

仕事や人間関係から起こるストレスの発散として、激しい運動をしたり趣味に没頭したりすると、さらなるストレスを生んで病気になってしまいます。

心が満たされているはずなのに、食欲が止まらない状態になっているのであれば、体と脳にとって必要な栄養素を補い、十分な睡眠を取ることが大切です。

20代の頃の私は、ストレス発散のために、休日はスキューバダイビングを楽しんでいました。東京から伊豆の日帰りで、月に一度もまともに休まなかったこともあります。糖質三昧な食事と、体への大きなストレスがうつ病の引き金になりました。体は、自分が思っている以上に繊細でもろいです。

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血糖値の問題

3つの原因に共通するのが血糖値との関連性です。

血糖値が急激に上がるような食生活や生活習慣だと、血糖値の下がる速度が速まるため、低血糖の状態を避けようとして空腹状態に陥ります。

血糖値を上げる栄養素は糖質だけです。糖質過剰な食生活は血糖値を急激に上げるため、血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンが頑張って血糖値を下げようとします。

インスリンによって血糖値が下がり過ぎると、この状態を防ごうとして別のホルモンが分泌されます。イライラ感や不安感を作り出すアドレナリンや、ストレスを排除するコルチゾールといったホルモンです。

おなかが空くのは血糖値が下がった状態の時なので、この時に糖質が追加されると、血糖値の乱高下が激しくなります。結果的にホルモンが何度も分泌されることになり、栄養がどんどん枯渇していくため、さまざまな病気につながっていきます。

ピロリ菌が住み着いていると胃酸が十分に分泌されないので、たんぱく質をたくさん食べられないという問題が起こります。ホルモンの材料となるたんぱく質が不足するため、血糖値を下げるためのインスリンが作りにくくなります。

カンジダ菌は腸内環境を悪化させるため、体と脳にとって必要なたんぱく質やミネラル類が吸収されにくくなり、ピロリ菌による栄養障害と同じ状態が起こります。

この2つの菌による問題は、たんぱく質は十分に食べられないのに、パンやお菓子などの手軽な糖質だけは食べられることにあります。パンやお菓子によるエネルギーに頼っていると、菌が住みやすい状態を作り出すため、血糖値のコントロールが難しくなるのです。

ストレスは、それ自体が血糖値を上げることがあり、人によっては糖質を食べる量が少なくても急激に血糖値が上がってしまう場合があります。

さらに、ストレスを排除しようとするコルチゾールも無駄遣いされるため、糖質過剰の食生活と似たような状態が体の中で起こり、血糖値のコントロールがうまくいかなってしまうのです。

血糖調節異常で起こりやすい病気・不定愁訴
  • 糖尿病
  • 動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞などを発症しやすい)
  • 精神疾患(うつ、パニック障害、統合失調症など)
  • 認知症
  • メタボリックシンドローム
  • がん
  • アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支ぜんそくなど)
  • 疲労感

など

空腹を抑える食べ方

一番の成長期である思春期の子どもであっても、働き盛りの年齢であっても、空腹を抑える食べ方は同じです。糖質に当たるものを食べる時は、必ず最後に食べること!人によっては、厳しい糖質制限が必要な場合もあります(医師の指導のもとに行ってください)。

  • 質の良い脂質を利用する
  • たんぱく質を分散させて食べる
  • ピロリ菌・カンジダ菌の有無を調べる

糖質はすぐにエネルギーとして使われてしまうので、持続性の高い脂質をエネルギー源として利用しましょう。脂質は1g当たり9kcalもあるので、糖質の代わりに摂取するという考え方でも構いません。

おすすめの油
  • バター
  • ラード
  • ギー
  • オリーブ油
  • マヨネーズ
  • 魚油(DHA/EPA)
  • 亜麻仁油
  • えごま油
  • MCTオイル

例えば、朝食のみそ汁やスープにMCTオイルを大さじ1杯をプラスし、ご飯やパンを1/3程度減らします。卵・肉・魚などを使った料理や、サラダを添えて、昼食まで空腹感を感じなくても済むようにしっかりと食べます。

家で食べる時間が取れない方は、ゆで卵やサラダチキンなどのたんぱく質をメインにし、バターコーヒーなどを添えて脂質を確保しましょう。食べられるなら、野菜も追加してください。

昼食は好きなものを食べてもいいですが、食べる順番はたんぱく質または野菜から始めて、ご飯やパンなどの炭水化物は最後に食べます。麺類を食べる場合は、お肉や魚介類の入ったものを選び、可能であればサラダや野菜のトッピングをプラスします。食べきれない場合は、麺を残しましょう。

夕食は糖質を制限します。ご飯・パン・麺類などは食べずに、たんぱく質を中心としたおかずをたっぷりと食べます。カロリーが維持できない時は、オイルを活用してください。消化の悪い方は、ご飯にしらすやちりめんじゃこをかけて血糖値の急上昇を抑え、カロリーを維持しましょう。

思春期のお子様のお弁当に糖質を活用する時は、バターを使ったピラフやラードで作ったチャーハンなどでカロリーとたんぱく質を多めにします。肉や魚のおかずを1〜2品は入れ、ブロッコリーやカリフラワーなどの食べ応えのある野菜を入れましょう。かみ応えのあるお弁当であれば、満腹中枢も刺激できるため、異常な空腹感を避けられます。

捕食として何かを持たせるのであれば、ナッツ類やゆで卵+マヨネーズがいいでしょう。コンビニエンスストアで買うという場合は、食べごたえのあるサラダチキンをおすすめしてあげてください。家で作れば添加物が入らないので、ストックしておくのもいいでしょう。

おにぎりがいいという場合は、鮭やじゃこのオイルおにぎりや、肉巻きおにぎりがおすすめです。パンは一時的に満腹感を得られますが、血糖値を急上昇させやすいのでおすすめできません。糖質だけで済ませる捕食をやめれば、異常な空腹感は抑えられます。

上記の例はあくまでも朝から出勤・登校する方たちの例なので、夜勤やローテーション制の方は臨機応変に対応してみてください。

ただし、ピロリ菌やカンジダ菌がいる方は、食べ方を工夫をしてもうまくいかないので、病院に行って調べてもらいましょう。

この記事のまとめ

  • 空腹が我慢できない原因として、糖質過剰の食事・ピロリ菌やカンジダ菌の可能性・過度なストレスが挙げられる。
  • 3つの原因には血糖値の問題が絡んでいて、低血糖を防ごうとする体の機能が空腹感となって現れる。
  • 血糖値のコントロールがうまくいかなくなると、血糖値を下げるインスリンが出にくくなったり、インスリンの過剰分泌を抑えるためのアドレナリンやコルチゾールが出やすくなったりして、いずれは栄養素が枯渇することによって病気や不定愁訴につながる。
  • 空腹を抑える食べ方は、糖質を食べる順番を後回しにすることと、たんぱく質と脂質をうまく利用することである。
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