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グルテンとカゼインによる腸の炎症と体調不良!小麦粉や乳製品はダメ食材?


ご訪問いただき、誠にありがとうございます。元介護福祉士で栄養カウンセラー(認定ONP)のあんどうちえです。

小麦製品や乳製品を使用した料理やお菓子はおいしいですよね!でも、グルテンフリーやカゼインフリーがメジャーになってきた昨今、小麦粉や乳製品を悪(あるいはダメ食材)とする風潮が出てきました。

麦類に含まれるグルテンというたんぱく質と、乳製品に含まれるカゼインというたんぱく質は、腸内環境を悪化させる要因になります。具体的にどう悪いのかがわかりにくいため、「やめたらストレスになる」とまで言い出す方もいるのですが(女性に多い)、やめた方がストレスはなくなります。

麦類や乳製品との上手な付き合い方をご紹介します。

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本当に小麦粉と乳製品はダメ食材なのか?

元麺好きで、気が向いた時に自家製酵母の手作りパンを焼いていた私ですから、頭ごなしにダメ食材と言われたらカッチーンとくるのはわかります。

ハッキリ言うと……。

麦類や乳製品が悪いのではなく、全ては人間の食べ方が悪いのです!

食べ方が悪いというよりも、世の中にあふれかえっているのが悪い=作っている人たちが悪いともいえますね。

たんぱく質の連続摂取はNG

心と体を作るにあたって必要な栄養素はプロテイン(たんぱく質)ですが、同たんぱく質を連続して摂取するとIgGアレルギー(遅発型アレルギー)を引き起こします。グルテンやカゼインに限らず、肉・魚・卵・大豆・その他の豆類や野菜などに含まれる微量のたんぱく質でも起こります。

IgGアレルギー(遅発型アレルギー)は非常に厄介で、食べてからすぐに症状が現れず、命を危険にさらすこともありません。そのため、誰もが危機感を持てないのです。

何かを口にした後で、以下のような症状が発生する方は、その食材にIgGアレルギー(遅発型アレルギー)の反応が起こっている可能性があります。

  • 起きていられないほどの眠気
  • 頭痛
  • だるさ
  • イライラ
  • 気分の落ち込み
  • 攻撃的な言動
  • 疲労感
  • 便秘、下痢、便秘と下痢を繰り返す
  • 肌荒れ
  • 花粉症

など

よく見ると、「誰にでもあるでしょう?」と思われる症状です。

ちなみに、私が一日一麺を豪語していた頃は、麺を食べた後の異常な眠気と攻撃的な言動は日常茶飯事でした。眠気には耐えられないので、立って仕事をしていたくらいです。

アレルゲンになりやすいのは、毎日のように摂取している食材です。だからこそ、主食やおやつに含まれる小麦類や乳製品は問題が多いといえます。

麦類・乳製品は消化が悪い

小麦・大麦などに含まれるグルテンや乳製品に含まれるカゼインは、難消化性のたんぱく質です。

たんぱく質が体内で消化されると、アミノ酸まで分解されて小腸で吸収され、体たんぱく質として合成されます。ところが、アミノ酸の一歩手前の状態であるペプチドで小腸に到達すると、腸の粘膜に入り込んで炎症が起きてしまいます。

もちろん、全ての人に起こる現象ではありません。腸粘膜が弱かったり、腸内環境が悪かったりすると、腸に炎症を引き起こしやすいのです。知らずに放っておくと、リーキーガット症候群という状態になってしまいます。

リーキーガット症候群にまで到達してしまうと、以下のような不具合が出てしまいます。

  • 免疫力の低下(病気になりやすい)
  • 食物アレルギー
  • デトックス機能の低下(有害物質が体内に入りやすい)
  • 脳の不具合(精神疾患や発達障害などと診断されやすい)

腸内環境は一定ではないので、誰にでもこのような不具合を起こす可能性が秘められています。

糖質の問題

小麦類は炭水化物です。炭水化物は糖質と食物繊維の総称などと言われていますが、圧倒的に多いのは糖質なので、糖質を摂取していると思ってください。

また、乳製品には乳糖という糖質が含まれるので、乳製品の中でもかまずに飲み込んでしまう牛乳は、糖質を飲み込むことと同じです。

グルテン・カゼインと同じく、糖質も腸内環境を悪くする要因の一つなので、小麦類や乳製品を頻繁に摂取していると、体作りに必要なたんぱく質・ビタミン類・ミネラル類を吸収しにくい腸を作ってしまいます。

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小麦類に関しては、血糖値の急上昇が起こりやすいのも大きな特徴です。

写真の例は極端かもしれませんが、このような食生活をしている方は意外と多いです。特に、小麦類を使用したお菓子やパンを日常的に食べている場合は、食べている間は幸福感でいっぱいなので元気ですが、1〜2時間後には電池切れになってまた欲するという依存性があります。

このような食生活を続けていると血糖値が安定しません。血糖値が急激に上がったら、血糖値を下げるためにインスリンがバンバン出ます。血糖値が急激に下ると命に危険が及ぶため、今度は上げようと他のホルモンが頑張ってしまい、体に異常を来たします。

“ホルモンを無駄に使う⇒栄養素が枯渇する”を繰り返すため、気付いた時には大きな病や精神疾患に陥ってしまうのです。

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小麦粉や乳製品との上手な付き合い方

ベストな方法は、IgGアレルギー検査をしてみることです。他の食材に対するアレルギーもわかるので、食事の取り方に気を付けて、体に負担を掛けないようにできます。

しかし、この検査は決して安くはないので、まずは2〜3週間ほど抜いてみることをおすすめします。

食材の抜き方

まずは麦類全般を2週間だけ食べないようにしましょう。麺類・パン・お菓子などには必ず含まれており、添加物としてもありとあらゆるところに使われているので、この期間はいつも以上に成分表示をチェックして自炊を行います。

麦類を抜くのは非常に大変ですが、これで体に不調が起こらなければ麦類がアレルゲンとなっている可能性が高いです。麦類を抜いても体に不調が起こる場合は、続けて乳製品も2週間だけきっちりと抜きましょう。

どちらも抜いてみて、「頭がスッキリする」「精神的な不安定さがなくなる」「肌荒れが治まる」「花粉症などのアレルギー症状が治まる」などの変化があれば、この2つがアレルゲンとなっている可能性は高いです。きっちりと抜いてみた後に、もう一度口にしてみた時、再び体の不調が起こるのであれば避けるべき食材と認識してください。

子供は給食でパンや牛乳を毎日のように摂取するため、夏休みや冬休みなどに試してみましょう。ただし、給食が始まれば不調を起こしてしまうので、病院で検査して診断書を書いてもらうのが一番です。

楽しみたい時にすること

IgGアレルギーに関しては、多くの食材でアウトとなる人もいるため、アレルゲンが多いと食べるものがなくなってしまいます。そのため、“絶対に食べてはいけない食材⇒極力避ける食材”と考えるようにしましょう。

医師から厳しくGFCF(グルテンフリー・カゼインフリー)を指導されている方以外は、特別な日の食事やおやつとして月に1,2回程度を目安に食べるようにしてみてください。

外食では難しいですが、自宅で調理する場合は、できるだけ自然に近い形で作られた安全なものを選ぶようにしましょう。遺伝子組換え(餌も含めて)や農薬まみれの食材は選ばないことです(できる範囲で)。

食べる時は麦類や乳製品を使用した料理をいきなり口にせず、他の料理を2/3程度口にしたところで食べるといいでしょう。消化酵素を使用するというのも一つの手ですし、体調不良に陥るのを覚悟して食べるというのも一つの手です。

私の場合は腸に異常がないため、一緒に食事をする相手によって対策が変わります。ストレスを感じることなく食事ができる相手であれば、食べ方にだけ気を付けて少量を摂取します。緊張感を持って食事をする場合は、ペプチターゼ(ペプチド結合分解酵素)やラクターゼ(乳糖分解酵素)を含む消化酵素を飲みます。

麦類や乳製品の依存から抜け出すと、体がスッキリするので頻繁に食べたいと思わなくなります。「食べたい!食べたい!」と脳が欲するうちは、まだまだ依存度が高いということです。

この記事のまとめ

  • グルテンやカゼインに限らず、同たんぱく質の連続摂取はIgGアレルギー(遅発型アレルギー)を引き起こす。無意識にまたは好きで毎日摂取しているものは注意する。
  • 麦類に含まれるグルテンや乳製品に含まれるカゼインは、ペプチドからアミノ酸への分解が難しいたんぱく質である。これがそのまま小腸に運ばれると、炎症を引き起こしてリーキーガット症候群になる可能性が高い。
  • 糖質も多いため、腸内環境を悪化させる。朝から晩まで摂取している生活だと、血糖値も安定しないため、体に不調が起こりやすい。
  • IgGアレルギー検査をするのがベストだが、難しい場合は食材を2週間だけきっちりと抜いてみる。体の不調が治まれば、どちらかあるいは両方がアレルゲンとなっている可能性がある。
  • アレルギー反応が少ない場合は、絶対に食べてはいけないというものではない。可能な限り口にするのはやめて、たまに楽しむ程度で口にする。ペプチターゼ(ペプチド結合分解酵素)やラクターゼ(乳糖分解酵素)を含む消化酵素を利用するのも一つの手である。
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